犀のように歩め

自分の角を道標とする犀のように自分自身に対して灯火となれ。鶴見俊輔さんに教えられた言葉です。

2025-07-12から1日間の記事一覧

上林竹庵の茶会

宇治の茶商、上林竹庵の茶会に、利休が招かれたときのことです。 弟子をともなった利休の来訪は、竹庵にとってたいへんな栄誉でした。懐石を運び出し中立に至るまでは大過なく茶事は進みましたが、濃茶の点前になると天下の茶匠を迎えた緊張から、竹庵の手も…