犀のように歩め

自分の角を道標とする犀のように自分自身に対して灯火となれ。鶴見俊輔さんに教えられた言葉です。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

不軽菩薩の愛語

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、死後発見された黒表紙の手帳の中に収められていました。「雨ニモマケズ手帳」と呼ばれるようになるこの手帳には「土偶坊(でくのぼう)ワレワレカウイウモノニナリタイ」という戯曲の構想も収められています。賢治は、人に笑わ…

愛語施としての「ありがとう」

働く若い人たちに接することの多い人が、しみじみこう言われるのを聞きました。 最近の若い子たちは「ありがとう」と言われることを目標にして生きているようなところがある。つまりは社会的な承認欲求を満たされることを最終目標としているようだ。ところが…

確かにそういう人にお会いしている

葉室麟の小説の主人公は、誠実で辛抱強く、高潔な人物が多いが、本当にそんな人がいるのか、とよく聞かれると葉室は生前何かに書いていました。そういうとき、直ちにこう答えたそうです、私は確かにそういう人にお会いして話をしている、だからそういう人を…

中村哲の「三無主義」

最新のペシャワール会報(No.152)に、「三無主義」と題する中村哲の1992年の文章が載っていました。しばし考えさせられる内容でしたので紹介します。それによると、ペシャワール会の理念を尋ねられたとき、「無思想、無節操、無駄」の三無主義だと言ってケ…