2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
茶道の稽古で炭点前をしました。お茶の点前に先立って、風炉や炉に炭をつぎ足す一連の所作を炭点前といい、正式な茶事では挨拶のあとに、この炭点前を行います。濃茶の前に行うのが「初炭」、濃茶が終わって次の薄茶をたてる前に炭をつぎ足すことを「後炭」…
先日の茶道の稽古場の床柱に、小ぶりな備前の花入れに椿の蕾が入れられていました。ちょうど寒波が押し寄せてきた時だったので、寒さに縮こまりながら、懸命に花を割かせようとする姿のようにも見えます。花入れの形は、人が膝を抱えてうずくまった形に見え…
成人の日の「天声人語」に、茨木のり子の詩『汲む』が引用されていて、新成人ならぬ新高齢者の私が励まされる思いがしました。この詩のタイトルに「―Y・Yに―」と添えられているのが、新劇俳優の山本安英へ宛てたものだということも紹介されています。 調べて…
社中の初釜に出席しました。床の間には「好日」の軸が掛けられています。 年末に師匠が体調を崩され、初釜の練習もそこそこに、水屋担当はぶっつけ本番で臨んだのですが、それでも師匠の健康が回復され、社中の皆が元気に顔を合わせることができたことは「好…
あけましておめでとうございます。9連休のちょうど折り返し地点で新年を迎えることになりました。こんなに休んで大丈夫なのかという貧乏性が頭をもたげるのは、長い休暇によって、生活の質が上がるという実感を持ちにくいからではないでしょうか。玄侑宗久…